大阪府は、「電気自動車(EV)タクシー普及啓発事業」の実施事業者を決定したと発表した。同事業は、低炭素社会の構築や大阪産業の活性化に大きく寄与することが期待されるEVタクシーの新しいビジネスモデルの可能性を検証するため、緊急雇用創出基金事業を活用して実施するもの。今回、平成22年10月から企画提案公募により受託事業者を募集したところ、5団体から応募があり、選定委員会で審査した結果、「EVOT(エボット)共同企業体」が選定された。今後、EVタクシーの広報PR計画の作成をはじめとする普及啓発活動、及びEVタクシーの運行調査が実施される。なお、緊急雇用創出基金事業は、現下の厳しい雇用失業情勢に対応するため、離職を余儀なくされた非正規労働者等の失業者に対して、次の雇用までの短期の雇用・就労機会を創出・提供し、生活の安定を図ることを目的としている。