(独)国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」の第27号「アレルギー性疾患への環境化学物質の影響」を刊行した。近年、子どもたちをはじめ成人にもアレルギー性疾患が増えているものの、その要因は複雑に絡み合っている可能性が高く、特定は困難を極めている。今回の環境儀では、こうしたアレルギー性疾患の問題について、「環境化学物質への曝露」という観点から特集。アレルギー性喘息とアトピー性皮膚炎について、実験用のマウス(ハツカネズミ)や細胞を使って研究した成果を、若手研究者3人がわかりやすく紹介している。環境化学物質のアレルギー性疾患に対する影響の全体像解明には至っていないものの、極低濃度曝露でも影響の出る可能性を示す結果も得られているという。