文部科学省は、放射線量等分布マップ(土壌濃度マップ)のうち、放射性セシウムの土壌濃度マップを公表した。このマップは、「環境モニタリング強化計画」及び「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針」に基づき、放射性物質の分布状況の把握、各区域における線量評価や放射性物質の蓄積状況評価のための材料として活用するため、作成したもの。今回、同省では、平成23年度科学技術戦略推進費の調査において、平成23年6月6日から7月8日までに、約2,200箇所で土壌を採取。各箇所の土壌試料について、ゲルマニウム半導体検出器による核種分析を行った結果をもとに、放射性セシウム134と同セシウム137のマップを作成・公表した。一方、放射線セシウム以外の核種(特にヨウ素131)については、濃度が非常に低いことから、現在、測定結果の妥当性の確認及びマップの表現方法等について専門家の意見を踏まえた検討を行っている。今後、妥当性を確認し、マップの表現方法等を決定次第、公表する予定という。
情報源 |
文部科学省 文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について
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機関 | 文部科学省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 土壌 | 文部科学省 | 福島県 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 核種分析 | 放射線量 | 放射線量等分布マップ |
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