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 三井住友建設(株)、ホタルの生息に配慮し、ビオトープを整備した高架橋を竣工

発表日:2011.09.05


  三井住友建設(株)は、工事箇所における現行のホタル生息域を確保するとともに、ホタル成育用のビオトープを整備した高架橋が竣工したと発表した。この橋は、2012年度に開通予定となっている第二東名高速道路の「浜松いなさジャンクション」内に位置するもので、架橋地点にホタルの生息地として有名な的場川がある。このことから、ホタルの生育環境に影響を与えず、環境への影響を最小限とし生物多様性を保全できるよう、支保工などの仮設構造物を設けないプレキャストセグメント張出し工法を採用するほか、工事現場内にホタルの産卵場としてビオトープを整備した。また、中日本高速道路(株)、富士常葉大学、地元自治会、NPO法人らとの協働により、ホタル鑑賞会や自然体験学習などの活動に取り組んでおり、竣工後もビオトープは残され、豊かな自然と生物多様性の保全への役割を担うこととなる。同社では、環境負荷の低減を可能とする技術の開発に加え、積極的な環境保全活動を展開することで、生物多様性、豊かな自然環境の保全に貢献していく方針だという。

情報源 三井住友建設(株) ニュースリリース
機関 三井住友建設(株)
分野 自然環境
キーワード ビオトープ | 生物多様性 | 三井住友建設 | 中日本高速道路 | ホタル | 高架橋
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