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 富士通(株)、事業所敷地での生物多様性の保全状況を定量的に評価する手法を確立

発表日:2011.09.29


  富士通(株)は、地域の生態系ネットワーク構築の観点から、同グループの事業所敷地における生物多様性の保全状況を定量的に評価する手法を確立したと発表した。この手法は、東京都市大学の田中章教授および富士通エフ・アイ・ピー(株)と共同で新たに開発したもので、事業所において保全すべき野生生物を評価種として選定し、その評価種の生息のしやすさから事業所敷地の評価を行う。同手法は、これまでの土地利用状況の評価手法であるHEPを、専門家でなくても理解しやすい診断シート(HSIカルテ)の開発により簡易化し、さらに周辺環境との生態系ネットワークの構築適合性という観点を組み込んでいる。今回、同手法を富士通川崎工場(神奈川県川崎市中原区)に適用し、工場周辺地域の生息環境(緑地等)との連続性について評価を行った。同社は、今後この手法にもとづき事業所敷地の評価を行い、生物生息環境の保全策を立案・実施することにより、周辺環境に即した生物多様性の保全を推進していくという。

情報源 富士通(株) プレスリリース
機関 富士通(株)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 野生生物 | 富士通 | 土地利用 | 生物生息環境 | 生態系ネットワーク | 定量的 | 評価種 | 東京都市大学 | 富士通エフ・アイ・ピー
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