パナソニック電工(株)は、公共・産業用及び産業・住宅用リチウムイオン蓄電システムを、受注開始すると発表した。東日本大震災以降、電力需給が不安視され、特に災害時、避難所となる学校や公共施設などでは、停電時の電源確保が必要となることから、継続的に電源供給が可能な太陽光発電と連系する蓄電システムへの要望が高まっている。また、住宅においても、停電や災害時の電力供給に対する備えや、電力のピークシフトができることから、蓄電システムの設置に注目が集まっている。今回発売するのは、1)系統電源と太陽電池の双方から充電でき、災害などの停電時も継続的に電力を供給することが可能な、公共・産業用リチウムイオン蓄電システム(15kWh)、及び2)2011年8月に発売した産業用リチウムイオン蓄電システムに改良を加え、一般社団法人VCCI協会で規定されている住宅環境の基準値未満にノイズを低減した、産業・住宅用リチウムイオン蓄電システム(1.6kWh/3.2kWh)。1)は同年12月15日から、2)は同年11月15日から受注を開始する。