(株)長谷工コーポレーションは、ヘルメットや啓蒙シートをマテリアルリサイクル(製品の原材料として再生利用)する、新たな廃棄物リサイクルシステムを構築した。同社では、これまで段ボール古紙や木くずのリサイクルシステムを構築してきたが、今回新たに、作業所で使用しているヘルメットや作業所に掲示している「環境」「安全」「品質」活動用の啓蒙シートのリサイクルシステムを構築。ヘルメットについては、本体とあご紐や内部のクッション材に分解・分別後、本体を細かく破砕してペレット化し、雑貨や玩具にマテリアルリサイクルする。また、あご紐や内部のクッション材はケミカルリサイクル(熱分解したガスを燃料や化学原料として利用)する。啓蒙シートについては、再生パレットや再び啓蒙シートとしてマテリアルリサイクルする。同社では、今後も環境に配慮した循環型社会の実現に向けて取り組みを推進していくという。