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 (独)森林総合研究所、梅雨期における渓流水中の放射性物質の観測結果を公表

発表日:2012.09.21


  (独)森林総合研究所は、梅雨期における渓流水中の放射性物質の観測結果を公表した。東京電力福島第一原子力発電所の事故では、農地や河川の上流の森林にも、放射性物質が降下した。融雪期には、降雨により増水したと見られる日に採取した渓流水の一部(9試料)で1.0Bq/L以上の放射性セシウムが検出された。今回、福島県林業研究センターと協力して、福島県内の3箇所(伊達市、飯舘村、二本松市)で、森林から流れ出る渓流水の放射性セシウムの濃度を平成24年5月1日から7月31日まで調べた。その結果、大部分の渓流水(264試料中260試料:98.5%)からは放射性セシウムが検出されなかったが、降雨があった日の一部の試料(4試料)から1.0~13.1Bq/Lの放射性セシウムが検出された。放射性セシウムが検出された渓流水には懸濁物質が見られ、それを濾過して測定したところ、濾過後の試料は不検出であったことから、懸濁物質が主な由来と考えられるという。

情報源 (独)森林総合研究所 プレスリリース
同上 詳細版(PDF)
機関 (独)森林総合研究所
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 森林 | 森林総合研究所 | 梅雨 | 福島県 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 放射性セシウム | 融雪 | 渓流 | 懸濁物質
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