(株)GSユアサは、東武鉄道(株)に1800kW出力の回生電力貯蔵装置を納入したと発表した。同装置は、コンバータとリチウムイオン電池を1ユニットとして構成され、5ユニットを並列接続して最大1800kW(ユニット当たり360kW)の電力を吸収・放出するシステム。今回納入した装置は、東武東上線の上福岡駅構内上福岡き電区分所に設置され、2012年7月に運用を開始。電車の制動時に発生する回生電力を、コンバータを介してリチウムイオン電池に貯蔵し、電車の加速時に貯蔵した電力を供給することで電力を有効活用し、架線電圧を安定化させる機能を担っている。この回生電力の有効活用による架線電圧の安定化は、電車の安全運行の確保を実現するとともに、電車使用電力量の削減による省エネルギー対策への有効手段であるという。同社では今後も、蓄電池を活用したシステムを普及させることにより、省エネルギー社会に貢献していくという。
情報源 |
(株)GSユアサ ニュースリリース(PDF)
|
---|---|
機関 | (株)GSユアサ |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | リチウムイオン電池 | 東武鉄道 | 電車 | 貯蔵 | 回生電力 | GSユアサ | 有効活用 |
関連ニュース |
|