(株)GSユアサは、同社の産業用リチウムイオン電池が、サントリーホールディングス(株)の工場見学用の電気バスに採用されたと発表した。同電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して体積エネルギー密度を50%以上向上し、電気バス以外にも無停電電源装置(UPS)や電力貯蔵装置など、高容量用途に適したリチウムイオン電池。電池監視装置を標準装備し、全セル電圧およびモジュール温度を常時監視するほか、電池の情報を充電器やシステムに送信する機能を有する。今回、同電池を採用した電気バスは、早稲田大学理工学術院の紙屋教授の監修のもと「短距離走行・高頻度充電」を最大の特長として開発され、従来の電気バスの課題である電池の搭載容積や重量を大幅に削減したもの。山梨県にあるサントリーの白州工場・白州蒸溜所の見学ツアーで使用されている。