2006年ゼミ旅行、札幌市・旧道庁赤煉瓦前にて
今人類が直面している様々な環境の問題は、多くの専門領域の共同と協力が必要です。例えば地球温暖化問題解決のためには科学技術による対応だけでは不可能であり、倫理・思想・行政・法制・地域活動・異文化理解・教育など多様な領域の専門家の協働が不可欠です。環境人間学部は、環境は人間を写す鏡であるという認識に立ち、自然と人の共生、地域における互いの協調、さまざまな文化への共感を求めて、学融合によりこのような問題解決を目指します。
入学すると、1年次は書写キャンパスで幅広い視野と知識、グローバル・コミュニケーションを学び、2年次からは緑に囲まれた新在家キャンパスに移り、8つの教育コースに分かれて特徴ある専門教育を受けます。3年になると少人数に分かれての専門ゼミが始まり、自分の興味あるテーマにそった学習と研究に取り組みます。多分野にわたる広範な知識を基礎に徐々に専門を深めつつ、考え・書き・話す総合的な力を養う教育を環境人間学部はめざしています。