アメリカエネルギー省(DOE)は、鉄鋼業等エネルギー集約型産業における、エネルギー効率の良い製造工程の開発に、3年間で2600万ドル超を補助すると発表した。米国内のエネルギー消費量の約3分の1、温室効果ガス排出量の28%は産業部門が占め、そのほとんどは共通の製造工程による。DOEの産業技術プログラム(ITP)エネルギー集約型工程イニシアティブは、多様な工業環境に応用できる技術を開発・促進することで、最もエネルギー消費量の多い製造工程での炭素排出を削減し、エネルギー効率化を目指すもの。今回は3M社(バイオエタノール生産における省エネ・節水のための液膜抽出技術の開発)やアメリカ鉄鋼協会(鉄鋼用加熱炉のための再生熱交換器の研究開発・実証試験)等による計8件の研究開発計画が補助対象に選ばれた。これらのプロジェクトは、10年間で製造業のエネルギー集約度を25%削減し、温室効果ガスを減らすという2005年エネルギー政策法の目標達成に役立つ。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | アメリカエネルギー省 | DOE | 温室効果ガス | エネルギー効率化 | 産業部門 | 製造 | エネルギー消費量 | ITP |
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