アメリカ環境保護庁(EPA)は、マサチューセッツ州の都市河川ミスティック川流域の水質を、ミスティック川流域連盟(MyRWA)と連携し、従来よりも詳細に分析して水質情報を市民に伝えると発表した。評価方法の1つ目の変更点は、流域全体を一括りにするのではなく、計14の区域に分けて水質を評価することだという。2014年の区域別の評価では、ミスティック川本流やミスティック湖の水質は高いが、多くの都市部の支流では水質が低いことが示された。水質低下は細菌汚染によって頻繁に発生しており、雨水排水路への汚水の違法排出と、ペットや家畜の排せつ物を含んだ都市からの雨水流出が主な原因だと考えられている。2つ目の変更点は、各区域の水質評価に3年間のローリング平均を利用することだという。従来通り年ごとの水質は評価するが、過去2年の水質と平均することで、近年の水質をより正確に把握できるという。新たな水質評価によって、レクリエーションに利用できる安全な区域を市民に伝えると共に、特に水質改善が必要な区域を特定できると期待されている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 水・土壌環境 |
キーワード | アメリカ環境保護庁 | EPA | 雨水 | 汚水 | 水質評価 | マサチューセッツ州 | ミスティック川 |
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