欧州環境庁(EEA)は、9月16日の「国際オゾン層保護デー」に欧州における2014年のオゾン層破壊物質(ODS)の使用状況の報告書を公表し、管理対象となっている200種以上の化学物質の使用が減少を続けていると報告した。1989年にODSを規制するモントリオール議定書が発効してから現在までの間に、ほぼ全世界でODSから代替物質への切り替えが進んだ。EUのODS規則では、この議定書より厳しい規制を設け、規制対象物質も追加しており、企業にODSの輸出入、生産、破壊処理などの報告を義務付けている。こうしてEUは、議定書の規定より早い1987~2010年にODS使用の段階的廃止を実行した。報告書によると、2014年にはODSの破壊処理量が増え、保管量が減ったために引き続き減少になったという。なお、ODSの多くやODS代替物質の一部は温室効果ガスでもあるため、EEAはウェブページで、ODS代替物質と気候変動との関係に関する詳しい情報の提供も開始した。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 化学物質 | オゾン層 | 欧州環境庁 | EEA | モントリオール議定書 | 破壊物質 | 代替物質 | ODS |
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