アメリカエネルギー省(DOE)は、住宅用温水器にエネルギースターを導入すると発表した。給湯は、アメリカの家庭部門のエネルギー消費量の約15.5%を占め、家庭では、冷暖房に次ぎ、2番目にエネルギー消費量が多い分野。エネルギースターで認定された温水器は、特定の温水技術を利用し、コストを7.5%から最大55%削減可能だという。今回、エネルギースターの使用が認められた温水技術は、(1)断熱、熱吸収、バーナーを改善した効率の高いガス貯蔵式給湯器、(2)ガスの熱をより効果的に水に伝えるガスコンデンシング給湯器、(3)必要時にのみお湯を沸かし、待機中のエネルギーロスを無くす、タンク無しのセントラル給湯器、(4)大気熱を使うヒートポンプ給湯器、(5)太陽熱を利用したソーラー温水器の5つ。これら新基準の導入により、5年間でCO2排出量を約420万トン削減し、光熱費を8億2300万ドル節約できると見込まれている。