アメリカ環境保護庁(EPA)はレジャーシーズンを前に、水域で活動する市民の健康を守るため、推奨水質基準としてシアノトキシン2種の基準値を新たに設定した。州・地方自治体が水質基準や水泳に関する勧告を発令できるよう支援するという。藻類ブルーム(アオコ)を形成する藍藻(シアノバクテリア)は、水泳など水辺でレジャー活動を行う人に有害な物質シアノトキシンを生産する場合がある。EPAは今回、シアノトキシン2種(ミクロシスチン、シリンドロスパーモプシン)について、最新の科学データに基づき、人の健康に安全な濃度基準をそれぞれ8μg/L(マイクログラムパーリットル)、15μg/Lと設定し推奨。また、有害藻類ブルーム(HABs)の基本情報を市民に伝える解説画像を公開し、HABsが人や動物に与える影響を詳しく伝えるとともに、潜在的なHABsの特定と対策について指導を行っている。EPAはまもなく、技術支援資料(水域モニタリング情報、水質基準達成評価など)の草案を公表し、パブリックコメントを募集する。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 水・土壌環境 |
キーワード | アメリカ環境保護庁 | アオコ | シアノバクテリア | ミクロシスチン | 藍藻 | 藻類ブルーム | レジャーシーズン | 水質基準 | シアノトキシン | シリンドロスパーモプシン |
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