バイオ廃棄物のリサイクルを目指すプロジェクトSCALIBURが、EUの研究開発プログラム「ホライズン2020」の助成を受け、ギリシャのコザニ市で4年間の取組みを開始した。EUでは、毎年1億トン以上のバイオ廃棄物が発生している。欧州の多くの地域と同様、コザニ市でも現在、ほとんどのバイオ廃棄物が埋立て処分され、メタン発生や水質汚染の原因になっている。市当局は、今回のプロジェクトの下、バイオ廃棄物の循環型バリューチェーン構築に向け設立された、地元の主な関係者すべてが参加する「バイオ廃棄物クラブ」と共に変革を図る。同クラブは、持続可能な消費生産センター(CSCP)等の協力を得て、市内試験地区の分別回収を支援し、バイオ廃棄物を有価物(バイオプラスチック、肥料等)に変える機会を調査。同市をギリシャにおける循環経済の先駆けにするとともに、バイオ廃棄物管理の向上を通じた新たな成長・雇用の機会創出の可能性を探るという。バイオ廃棄物クラブは、コザニ市の他、イタリアのアルバーノ・ラツィアーレ、スペインのマドリッドでも設立が進められている。
情報源 | 持続可能な消費生産センター(CSCP) ニュース SCALIBURサイト(バイオ廃棄物について) |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | 持続可能な消費生産センター(CSCP) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | リサイクル | EU | 水質汚染 | 消費生産センター | バイオ廃棄物 | ホライズン2020 | プロジェクトSCALIBUR | メタン発生 | 循環型バリューチェーン構築 | バイオ廃棄物クラブ |
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