アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立沿岸海洋科学センター(NCCOS)は、自然または人為的に再生した自然環境が海面上昇・洪水・暴風雨の影響を緩和する効果について研究するプロジェクトに、今後3年間で計約440万ドル(2019年度は150万ドル)を助成すると発表した。沿岸の住民や企業、及び周辺の生態系にとって海面上昇と洪水による脅威がますます高まっており、この問題への対処は沿岸地域の優先課題となっている。NCCOSは、沿岸の自然環境(湿地、マングローブ、砂浜等)の保護・再生が洪水防止や野生生物の生息地の提供など多大な経済利益を地域社会にもたらす可能性があるとし、従来の海岸線の強化以外のリスク軽減策の評価向上に今回の研究結果を役立て、沿岸域の回復力向上を図るという。具体的に助成対象となったのは、NOAAのプログラム「海面上昇の生態学的影響」の下、カリフォルニア、フロリダ、チェサピーク湾岸地域、ノースカロライナ、太平洋岸北西地域で行われる研究プロジェクト6件で、30以上の学術・政府機関、NGOが実施する。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース |
---|---|
国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 生態系 | 海面上昇 | アメリカ海洋大気庁 | 洪水 | 自然環境 | 暴風雨 | 国立沿岸海洋科学センター | 生態学的影響 |
関連ニュース |
|