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 世界資源研究所、米国の運輸部門の排出量削減を先導するカリフォルニア州の取り組みを紹介

発表日:2020.09.24


  世界資源研究所(WRI)は、カリフォルニア州が州内で販売されるすべての新車の乗用車とトラックの排出ガスを2035年までにゼロにするよう義務づける発表を行ったことを受けて、米国の運輸部門での温室効果ガス(GHG)排出量削減の重要性を指摘した。大半の州では、発電事業者が安価でクリーンな電力源への転換を進めて石炭火力発電所への依存度が低下したため、2016年には運輸部門が電力部門を抜いて最大の二酸化炭素排出源となった。米国の運輸部門における最大の排出源は、主にガソリンを使う小型車で、2018年の運輸部門におけるGHG排出量の59%を占めた。主にディーゼル燃料を使う中型・大型トラックは23%、航空機は9%であった。最近、15の州とコロンビア特別区がバスとトラックの電動化を加速するための行動計画を共同で策定すると約束したことは、重要な前進となった。安全でクリーンな交通システムを構築する時が来ており、カリフォルニア州がその道を示している。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 排出ガス | 世界資源研究所 | ガソリン | 交通システム | 新車 | カリフォルニア州 | 石炭火力発電所 | ディーゼル燃料 | 二酸化炭素排出源
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