欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則の執行に関する情報交換フォーラム(REF)がEUへの輸入製品を調査した結果、23%がREACH(化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則)とCLP(化学品の分類・表示・包装)規則に準拠していなかったと報告した。調査プロジェクトとして空港、港湾等で約1,400品目の製品検査が行われた結果、300品目以上がREACHおよびCLP規則の一部に違反していた。REACHの制限物質であるカドミウム、鉛、ニッケルを含む製品に関する1,225件の検査のうち、17%から違反が見つかった。不適合率が最も高かったのは、宝飾品から検出されたカドミウムであった。検査された品目の74%が不適合と判定され、そのほとんどが中国、アラブ首長国連邦、インド、タイ等からの輸入品であった。CLPについては167品目が検査され、64%が不適合であった。最も多かったのは現地語の抜け、および危険物ラベルの誤った視覚記号や注意書きの不足であった。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | EU | 欧州化学物質庁 | REACH | カドミウム | CLP | REACH規則 | 輸入製品 | 情報交換フォーラム | 宝飾品 | 危険物ラベル |
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