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 イギリス気象庁、英国の真冬日の日数が温暖化で減少する予測を発表

発表日:2020.12.07


  イギリス気象庁(MetOffice)は、将来の英国では、気候変動の影響によって1日の最高気温が0.0℃未満になる真冬日の日数が著しく減少するという分析結果を発表した。この分析は、同庁とBBCのデータジャーナリストが協力して、気候変動が今後数十年の間に自分達の住む地域の天気にどのような影響を与えるかを示す視覚化ツールの開発プロジェクトとして行われた。現在、英国では毎年ほとんどの場所で真冬日が発生しているが、もし温室効果ガス(GHG)排出量を抑制できず、RCP8.5(高位参照シナリオ)をたどった場合は、2040年代にはイングランド南部では真冬日が非常に稀になる可能性があり、さらに北部でも頻度が減少することになる。イングランド南部の広い範囲では、冬の最も寒い日の最高気温が、1991~2019年は平均で0~2℃になる見込みだが、2060年代までには、2~4℃になる予測である。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice)ニュース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | イギリス気象庁 | 温暖化 | 最高気温 | 視覚化ツール | 真冬日 | データジャーナリスト
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