アメリカエネルギー省(DOE)は、2020年までに太陽光発電のコストを75%削減し、補助金なしで他のエネルギーと競争できるようにする「サンショット・イニシアティブ」の詳細を発表した。実用規模の設備コストを約75%削減し、1ワット当たり約1ドル(キロワット時6セント)に引き下げれば、太陽光発電の全国各地への普及が可能になるとDOEはみている。これを実現するため、同イニシアティブは、1)太陽光をエネルギーに転換する太陽電池・アレイ技術、2)設備能力を最適化する電子技術、3)製造プロセスの効率化、4)発電システムの設置・設計・許可、の4つを柱にコスト削減を進める。その一環として今回、太陽光発電技術の開発、商業化、製造に向けた新規9事業に2700万ドルを提供することを発表。また、大規模設備の設置許可プロセスの簡素化等、全国の州政府や業界、研究所などと協力して削減目標の達成を目指すとしている。こうした取り組みはアメリカの経済競争力の強化と製造業の再建につながるものと、DOEは期待を寄せている。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | アメリカエネルギー省 | DOE | 商業化 | 太陽電池 | 補助金 | コスト | 競争力 | サンショット・イニシアティブ |
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