海外ニュース


 生物多様性条約事務局、REDDプラスと生物多様性に関する技術報告書を公表

発表日:2011.06.01


  生物多様性条約事務局は、森林減少・劣化からの温室効果ガス排出の削減(REDD)とそのための施策を示したREDDプラスについて、生物多様性の観点からの技術的情報を示す報告書「REDDプラスと生物多様性」を公表した。報告書は、REDDプラスの成功には、生物多様性の保全と地域住民・先住民の利益の実現が重要との認識に基づき、REDDプラスが生物多様性と住民にもたらす利益とリスクを明らかにするとともに、その取組みにあたって生物多様性の観点から種々のツールを提案している。報告書はまた、2010年のCOP10で合意された、生物多様性のための戦略計画(2020年目標)のうち、森林の減少速度の緩和、持続可能な管理、劣化した生態系の回復などへの貢献を目的としている。事務局では、2011~2012年に、報告書を利用した地域協議と能力構築ワークショップ等を開催し、最終的にREDDプラスの生物多様性の側面に関する提言をまとめ、2012年秋インドで開催される生物多様性条約第11回締約国会議(CBD/COP11)に提案する。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース (PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 温室効果ガス | 持続可能 | 生物多様性条約 | CBD | COP10 | 森林減少・劣化 | 2020年目標 | 住民 | COP11 | REDDプラス
関連ニュース

関連する環境技術