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 アメリカの科学者ら、5600万年前の地球温暖化により馬が小型化との研究結果を発表

発表日:2012.02.23


  アメリカの科学者チームは、地球温暖化による生物小型化が太古の馬の化石から示されたとの研究結果を発表した。研究では、5600万年前の暁新世・始新世境界の温暖化極大期(PETM)に北アメリカにいた最古の馬、Sifrhippus sandaeの歯の化石のサイズと地球化学的組成を調査した。その結果、当初約12ポンド(5.5kg)だったSifrhippusが13万年間で約30%小型化して8.5ポンドほどになったことが明らかになったという。PETMは大気と海洋に大量の炭素が放出され、地球の平均気温が約5℃(華氏10度)上昇した時期で、Sifrhippusの小型化はこの間の温度変化と非常に強く相関しているという。温暖化のほか、大気中のCO2濃度上昇で植物の栄養成分が低下したことも二次的な要因になった可能性がある。科学者らは、この研究が近い将来の地球温暖化に対する動物の反応の手がかりになるとしているが、何万年もの時間をかけた太古の温暖化と異なり、100年で約4℃と予測される急速な気温上昇に、動植物が対応できるかどうか危惧されるという。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境 自然環境
キーワード CO2 | 地球温暖化 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 化石 | 適応 | 気温上昇 | 小型化 | 暁新世 | 馬
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