(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成20年度「地域バイオマス熱利用フィールドテスト事業」の公募審査の結果、5件の共同研究予定先を決定した。わが国では、京都議定書の目標達成に向けた2010年度におけるバイオマス熱利用の導入目標として、原油換算308万キロリットルを掲げている。この事業では、バイオマス熱利用について目に見えるモデル事例を作り出すこと、新規技術の有効性と信頼性の実証研究を行うことを目的とし、(1)ユーザー系熱利用システムフィールドテスト枠(実用化事例はあるが普及が十分でないシステムを対象)、(2)新規エネルギー利用技術フィールドテスト枠(実用化、商用化していない新規システムを対象)の2枠を設定。今回、(1)として、(株)木の繊維及び(株)NERC、キタジマ食品(株)、福井資源化工(株)の3件、(2)として、清水建設(株)、白鶴酒造(株)の2件が採択された。