凸版印刷(株)は、米国デュポン社が持つ太陽電池バックシートのポリフッ化ビニル加工技術について、技術移転および特許実施許諾契約及び商標使用ライセンス契約を締結した。今回の契約は、太陽電池市場が国内外で著しい成長を続けているなか、太陽電池バックシート事業の拡大を目指す凸版印刷と、ポリフッ化ビニルの加工技術について提携先を検討していたデュポン社の考えが一致したもの。凸版印刷では、これまで自社のバリアフィルムを使用した太陽電池バックシートの製造・販売を行ってきており、今回の契約をもとに、自社が実績を持つ蒸着技術などを加え、さらに機能を高めた新しい太陽電池バックシートを開発するとともに、効率的な量産技術の確立を目指す。なお、2008年7月30日から東京国際展示場で開催される「PVJapan2008」で、同社の太陽電池バックシート事業の取り組みが展示される。