(株)クボタは、インドネシア共和国スマトラ島において、パーム油搾油プロセスで発生する廃液からバイオガスを回収する設備5基を受注したと発表した。インドネシア・マレーシアの重要輸出産品であるパーム油の製造工場から排出される廃液は、ため池で処理される施設が多く、地球温暖化ガス(メタンガス)の大気放散や水質汚染が大きな課題となっている。今回受注した設備は、インドネシアの大手パーム油企業グループであるAsian Agri Groupのパーム油製造子会社4社が個別に所有する5プラントに設置されるもの。同設備は、クボタ製の膜を利用した高温高濃度発酵技術により、バイオガスの回収率を飛躍的に高めたシステムであることから、環境対策とともに回収ガス利用による発電量の増加、生産拡大が図れるという。廃液処理量は1プラント当たり420m3/日で、バイオガスを利用して発電される電力(1プラント当たり1.2MW)は、搾油工場内設備の動力源として自家使用される。稼働開始は、2014年4月以降の予定。
情報源 |
(株)クボタ ニュースリリース
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機関 | (株)クボタ |
分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
キーワード | バイオガス | インドネシア | 廃水処理 | パーム油 | メタンガス | 水質汚染 | クボタ | 廃液 | バイオガス発電 | 設備 |
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