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 クボタ、マレーシアでパーム油廃液から回収したバイオガスで発電事業を開始

発表日:2015.03.19


  (株)クボタは、マレーシアにおいて、パーム油廃液から回収したバイオガスを使用して発電する事業を開始すると発表した。マレーシア、インドネシアの重要輸出産品であるパーム油の製造工場から排出される廃液は、ため池で処理される施設が多く、地球温暖化ガス(メタンガス)の大気放散や水質汚染が発生し、環境改善が大きな課題となっている。近年パーム油の消費者側からの環境保全要求が高まり、生産者であるパーム油製造企業はパーム油廃液のバイオガス回収設備と排水処理設備を導入し、環境保全対策に着手している。今回開始する事業では、パーム油製造企業の資金負担を軽減するため、パーム油搾油工程で発生する廃液から回収したバイオガスを使用して発電し、売電収入によってパーム油廃液処理設備の初期投資を回収する。同社では、発電事業を行う特定目的会社を通じてパーム油製造企業の環境保全対策を円滑に進めることで、再生可能エネルギーを活用した環境保全活動の推進に貢献するという。

情報源 (株)クボタ ニュースリリース
機関 (株)クボタ
分野 地球環境
水・土壌環境
キーワード 排水処理 | マレーシア | バイオガス | パーム油 | メタンガス | 水質汚染 | クボタ | 廃液 | バイオガス発電
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