ルノー・日産アライアンスと横浜市は、2008年11月5日、同市が進める「環境モデル都市」の実行計画において、次世代交通システムの検討を開始することで合意し、覚書に調印した。今回のパートナーシップでは、CO2排出量低減に向け、1)環境に配慮したエコ運転の普及、2)渋滞改善に資する経路案内システムの実証実験、3)環境に優しい電気自動車の普及、を主に検討する。同社は、2006年9月よりITS(高度道路交通システム)の実証実験を同市域で実施。また、都市空間や環境との共生を目指した自動車交通の新たなあり方の研究に関する産学連携を東京大学とすでに始めており、今回も同大学の協力を得て、上記検討項目に係る効果の評価や情報発信を進める。横浜市は、同社と今回同様のパートナーシップを締結したイスラエル、デンマーク、ポルトガル、フランス、テネシー州(米国)と並んで、電気自動車が供給される最初の市場のひとつとなる。