ルノー・日産アライアンスとスイスの電力会社EOSは、スイスでの電気自動車(EV)の普及促進とバッテリー充電網の構築のため、ゼロ・エミッションモビリティに向けたソリューションの開発に協力していくことを発表した。両者は、スイス国全域でのバッテリー充電ネットワークの設置およびそのメンテナンスの方法を検討するとともに、EVの利用促進のための教育プログラムを策定し、サポートを行うという。EOSはスイスの主要電力会社であり、ルノー・日産アライアンスが進めるゼロ・エミッションプログラムにおいて、スイスでの初のパートナーとなる。現在、スイス国内のCO2全排出量のうち暖房装置からの排出量(43%)に次いで、輸送機関からの排出量は全体の33%(1,600万トン)を占めている。スイス国内の自動車の15%が2020年までにEVになれば、輸送分野のCO2排出量は、年間110万トン(7%)の削減が可能となるという。