(株)東芝は、メキシコのノルテIII複合火力発電所向け蒸気タービンと発電機を受注したと発表した。メキシコでは、電力価格の引き下げが課題となっており、発電設備容量の約70%を担う火力発電では安価なシェールガスを燃料とした経済性の高い複合火力発電設備の需要が拡大していくことが予想されている。今回の発電所は、スペインの大手エンジニアリング会社であるアベンゴア社が設立する独立系発電事業者(IPP)がメキシコ・チワワ州に建設するもので、ガスタービンと蒸気タービンとを組み合せた高効率の発電システムである複合火力発電所。同社では、複合火力発電向けの175MWの蒸気タービンおよび発電機2基を2016年8月から順次納入する予定。なお、同発電所は、2017年8月に運転開始する計画である。