新日本製鐵(株)は、同社が環境対応型商品として開発した「低炭鉛フリー快削鋼線材」について、富士ゼロックス(株)が今後発売する複写機・プリンター新製品の中核部品(シャフト)に全面的に採用されると発表した。この素材は、有害物質の鉛を含む従来の快削鋼線材が持つ“表面の滑らかさ”を確保し、鉛による切屑の脱落効果及び潤滑効果を代替させるため、直径が1マイクロメーター(1メートルの100万分の1)以下の極めて微細な硫化物を多数生成させるもので、(社)日本金属学会から技術開発賞を受賞している。同社では今後、従来の低炭鉛快削鋼の製造を平成20年3月末で中止し、低炭鉛フリー快削鋼線材の利用拡大を図っていくという。
情報源 |
新日本製鐵(株) プレスリリース
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機関 | 新日本製鐵(株)(現:新日鐵住金(株)) |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 富士ゼロックス | 新日本製鐵 | 鉛 | プリンター | 複写機 | 快削鋼 | 硫化物 |
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