経済産業省は、カーボンフットプリント制度の基本ルールを決定したと発表した。カーボンフットプリントとは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体の温室効果ガス排出量をCO2量に換算して算定し、マークを使って分かりやすく表示する仕組み。今回、同取組の一環として、同制度の背景・目的やCO2排出量の算定・表示方法等を内容とする「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」及び「商品種別算定基準(PCR)策定基準」のとりまとめを行った。同省では、平成21年度から同制度の市場導入試行事業の実施を予定しており、今回の指針や基準を基本的なルールとして活用するとともに、抽出された課題等を踏まえ、その内容の精緻化等を図っていく予定という。