気象庁は、2017年4月までの日本を含む北西太平洋域の二酸化炭素(CO2)濃度を公表した。同庁では、世界気象機関(WMO)の全球大気監視(GAW)計画の一環として、大気及び海水中の精密なCO2濃度の観測を、日本を含む北西太平洋域の陸上、海上、上空で立体的に行っている。大気中のCO2濃度は、国内3地点(岩手県大船渡市綾里、南鳥島、与那国島)における観測の結果、月平均値が2017年3月または4月に全地点で観測史上最高を更新し(3地点の最高値415.4ppm)、2016年の年平均値も全地点で観測史上最高を更新した(同407.2ppm)。また、2017年冬季の洋上大気中のCO2濃度の平均値も409.9ppm・407.1ppmとなり、観測史上最高を更新した。さらに、航空機による日本の南東上空6km付近の大気の観測の結果、2017年4月における飛行経路(神奈川県綾瀬市-南鳥島間)上のCO2濃度の月平均値は409.6ppmとなり、観測史上最高を更新した。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 二酸化炭素 | GAW | 温室効果ガス | 気象庁 | 観測 | 海洋観測 | 航空機 | 観測船 | 大気中濃度 | 全球大気監視 |
関連ニュース |
|