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 国内観測地点で、大気中の二酸化炭素濃度(年平均値)が初の400ppm超を記録

発表日:2015.05.28


  気象庁は、2015年4月までの日本を含む北西太平洋域の二酸化炭素濃度を公表した。同庁では、世界気象機関(WMO)の全球大気監視(GAW)計画の一翼を担い、大気及び海水中の精密な二酸化炭素濃度の観測を、日本を含む北西太平洋域の陸上、海上、上空で立体的に行っている。大気中の二酸化炭素濃度は、国内3地点(岩手県大船渡市綾里、南鳥島、与那国島)における観測の結果、2014年の年平均値(3地点の最高値401.7ppm)が初めて400ppmを超え、2015年4月の月平均値(同408.8ppm)でも3地点で過去最高を更新した。また、海洋気象観測船による北西太平洋海域の洋上大気及び表面海水中の観測の結果、2015年冬季の洋上大気中の二酸化炭素濃度の平均値が402.4ppmとなり、昨年に続き400ppmを超えた。さらに、航空機による日本の南東上空6km付近の大気の観測の結果、2015年4月における飛行経路(神奈川県綾瀬市-南鳥島間)上の二酸化炭素濃度の月平均値は403.2ppmとなった。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 気象庁 | 観測 | 海洋観測 | 航空機 | 観測船 | 大気中濃度
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