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 極地研と東京大など、ブラックカーボンの測定の高精度化に関する成果を発表

発表日:2017.09.26


  国立極地研究所と東京大学は、ブラックカーボン(BC)を高精度で測定する方法を確立した。BCは、化石燃料等の燃焼により発生する「すす」の主成分で、地球温暖化を促進すると言われており、その濃度を正確に測定する手法が求められている。今回研究グループは、1)取り入れた大気を加熱し、BC以外のエアロゾル粒子(硫酸塩、硝酸塩、揮発性有機化合物など)を蒸発させる仕組みを使って測定する装置を開発するとともに、北米のアラスカやノルウェーにおける測定を通じて、2)加熱後も残留し、測定結果に影響するとされてきたエアロゾル(海塩粒子)の評価を行った。また、3)補正されたBC濃度の長期データを取得できたことで、BCの北極の気候への影響の変化を明らかにし、気候変化を予測するための数値モデルを改良することにつながるという。

情報源 国立極地研究所 研究成果
機関 国立極地研究所 東京大学
分野 地球環境
大気環境
キーワード 地球温暖化 | 東京大学 | 気候変化 | エアロゾル | 測定 | 北極 | ブラックカーボン | 国立極地研究所
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