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 国環研、沿岸海域の底質環境改善技術開発と評価に関する研究プロジェクトの成果報告書を公表

発表日:2017.12.25


  国立環境研究所は、「沿岸海域の底質環境改善技術開発と評価に関する研究」(研究代表者:牧 秀明)の成果報告書を公表した。同報告書は、沿岸海域の底質改善技術の開発と評価について取りまとめたもの。新規底質改善技術の一つとして、硫化物等の底質中の還元物質を微生物の作用により酸化させる「堆積物微生物燃料電池(SMFC)」を東京湾の実現場と室内実験で適用した時の効果について評価を行った。その結果、SMFCの適用により底質間隙水中の硫化水素やリン酸態リンを減少させる効果があることがわかった。今後は東京湾内外の他の現場での同技術の適用効果評価のために、さらに規模の大きな現場試験を行い、技術の改良と底生生物生息環境改善のための検討を進めていくことが期待されるという。

情報源 国立環境研究所 報道発表
国立環境研究所 プロジェクト報告
機関 国立環境研究所
分野 水・土壌環境
キーワード 燃料電池 | 微生物 | 国立環境研究所 | 東京湾 | リン | 底質 | 環境改善 | 沿岸域 | 硫化水素
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