日産自動車(株)は、「2018年FT/IFTビジネスアワード」を受賞したと発表した。今回の受賞は、電気自動車(EV)及び電力サービス部門における同社の取組が評価されたもの。このフィナンシャル・タイムズ(FT)と世界銀行グループ傘下の国際金融公社(IFC)のビジネスアワードは、新興国の開発における画期的なソリューションへの取組を対象になり、過去には、アフリカの太陽光発電設備の効率向上を実現したクロスバウンダリー・エネルギー基金(ケニア、ルワンダ、ガーナ)や、革新的な技術を用いてインド農村部に安全な水を供給したピラマル財団などがあげられる。同社は、EV車を電力需給の調整に活用するため、EV車から電力系統へ電気を供給する技術やEV車から取外した使用済みバッテリーを家庭やオフィスの蓄電ユニットとして活用するバッテリーの二次利用などの取組を通して、電動化社会への普及を目指しているという。