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 森林総研と林野庁、絶滅危惧種「ヒメバラモミ」の遺伝資源林設置から7年の状況を紹介

発表日:2019.07.19


  森林総合研究所と林野庁中部森林管理局は、マツ科の絶滅危惧種「ヒメバラモミ(学名:Picea maximowiczii)」の遺伝資源林設置から7年経過し、順調な生育状況であることを紹介した。同種の個体数は2000本以下とされ、種の保全のために個体数と共に遺伝的多様性が重要とされている。同森林管理局は2010年に遺伝資源林を西岳国有林(八ヶ岳)に設置し、遺伝的多様性に影響する産地とクローンを考慮しほぼ全ての分布域から採取した穂木により接木苗をつくり、植栽していた(現地外保全、北区:9産地69クローン、南区:9産地65クローン)。今回の報告では、生育は順調であるとしたが、南区(2015~2017年)に限ると枯死率が高く、対策をしない場合2050年には植栽時の372本から139本となり、遺伝子の多様性も51クローンまで減少することが懸念されるという。同研究グループは、接木苗の補充など遺伝資源林の定期的な調査管理が引き続き重要としている。

情報源 森林総合研究所 研究成果
機関 森林総合研究所 林野庁中部森林管理局
分野 自然環境
キーワード 林野庁 | 森林総合研究所 | 絶滅危惧種 | 中部森林管理局 | マツ科 | ヒメバラモミ | 遺伝資源林 | クローン | 遺伝子の多様性
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