木村化工機(株)、澤藤電機(株)および岐阜大学は、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し燃料電池発電する実証に成功したと発表した。アンモニアは多くの製造業で用いられ、アンモニア排ガス・排水の適切な処理が必要である。現在は、触媒燃焼法や蒸気式蒸留法が用いられるが、CO2やNOxの排出は避けられなった。岐阜大学の試算では、ヒートポンプ式蒸留法(消費電力:60kW、木村化工機)でアンモニアの回収を行い、プラズマメンブレンリアクター水素製造装置(水素製造量:300NL/h、澤藤電機)と燃料電池をコンバインドすることでシステム全体の消費電力は11kW(約83%減)にまで抑えられる。水素製造量を500 NL/h(目標値)にすることで、システム全体の消費電力はゼロとなり、17kWの余剰電力が得られる見込みという。今後、消費電力・CO2・NOxゼロのアンモニア処理システムの開発が可能になるという。
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機関 | 木村化工機(株) 澤藤電機(株) 岐阜大学 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 燃料電池 | CO2 | NOx | 水素 | アンモニア | 木村化工機 | 燃料電池発電 | 触媒燃焼法 | 蒸気式蒸留法 | ヒートポンプ式蒸留法 |
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