(一財)日本気象協会(JWA)は、「熱中症ゼロへ」プロジェクトにおいて実施した第7回「熱中症に関する意識調査」の結果を紹介した。JWAは同プロジェクトを2013年に立ち上げ、毎年「熱中症に関する意識調査」を実施している。2019年11月、東京都・大阪府・福岡県・愛知県・宮城県の20歳以上の男女を対象として、熱中症という言葉の認知度、危機感や行動の変化、予防対策などに関するインターネットアンケートを実施した結果、「熱中症について詳しく知っている」と回答した人が8%減少し、「昨年と比べて危機感が高まり行動が積極的になった」と回答した人が全世代平均9%減少した。また、「熱中症にかかったことがある」と回答した人は28%となり、熱中症の予防や対策として「バランスのよい食事を心がける」、「十分に睡眠をとる」といった体調管理を実践する人が増加傾向にあることが分かったという(サンプル数:1,357名)。