北海道ガス(株)(北ガス)は、札幌市営地下鉄新さっぽろ駅周辺(札幌市厚別区)の再開発プロジェクトにおいて設計・施工する、新たなエネルギーセンターの概要を紹介した。この再開発プロジェクトは大和ハウス工業(株)が札幌市より取得した街区で実施されるもので、同社は「スマートエネルギー事業者」として参画し、国土交通省の「省CO2先導プロジェクト2019」の一部補助を受けて新たなエネルギーセンター施設を構築する。同センターには、AIを活用した最適自動運転や、多様なデマンドレスポンス(省エネ誘導、利用者参加)に対応する新たな地域エネルギーマネジメントシステム(以下「CEMS」)が導入される。また、停電時に自立運転する約2,500 kWのガスコージェネレーションシステムの設置や、電力・温水・冷水などを統合したエネルギーインフラの整備と相まって、医療・商業・宿泊施設・マンション(電力負荷最大3,600 kW)に対するエネルギーの安定供給を図る。さらにVPP(仮想発電所)の実現なども視野に入れて、2020年1月からCEMSの事前検証を含む設計に着手し、2022年7月の医療施設竣工に合わせて営業運転を開始するという(設計・施工:大成建設)。
情報源 |
北海道ガス(株) ニュースリリース
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機関 | 北海道ガス(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 北海道ガス | 再開発 | 札幌市 | デマンドレスポンス | CEMS | VPP | 自動運転 | AI | 新さっぽろ駅 | 省CO2先導プロジェクト |
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