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 JFEスチール、溶融亜鉛めっき鋼板を完全クロメートフリー化

発表日:2020.09.29


  JFEスチールは、溶融亜鉛めっき鋼板について、六価クロム(Cr6+)を使用した「クロメート処理」を施した鋼板(クロメート鋼板)に代わる製品の開発を進めており、クロメート鋼板の製造を完全に終了した。クロメート処理は、溶融亜鉛めっき鋼板の耐食性向上を目的として、主に電機・建材分野で用いられている。欧州の環境規制を発端として、電機分野においては1990年代からクロメートフリー化が進み、同社も有機系皮膜(耐食性などの特性向上)や無機系皮膜(高温加熱時の外観安定性向上)を開発していた。一方、建築分野においては、同社独自技術である腐食因子の酸素と水の透過を抑制する技術を用いることで、2016年に無機系皮膜を開発し、クロメートフリー化する体制を整えた。今回、これらのクロメートフリー鋼板が顧客ニーズを満たし、クロメートフリー化の実現に至ったという。

情報源 JFEスチール(株) ニュースリリース
機関 JFEスチール(株)
分野 健康・化学物質
環境総合
キーワード JFEスチール | 六価クロム | 腐食 | 建築分野 | 溶融亜鉛めっき鋼板 | クロメート処理 | クロメート鋼板 | 耐食性 | クロメートフリー化 | 無機系皮膜
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