(株)商船三井と三浦工業(株)は、共同開発したマイクロプラスチック回収装置を新造木材チップ専用船に搭載し、2020年10月27日に試験採取を実施した。同マイクロプラスチック回収装置は、バラスト水処理装置の運転中(荷役中)に逆洗機能付きフィルタでマイクロプラスチックを捕集し、バラスト水を船外排出する手前で採取するもの。近年、(株)商船三井は、環境省が主催する「プラスチック・スマート」フォーラムへの参加や、(国研)海洋研究開発機構の海洋プラスチック調査への協力といった取組を進めている。一方、三浦工業(株)は、船舶用ボイラ・ヒータ等に加え、2014年からフィルタろ過とUV照射による出港地の水生生物殺滅機能を特長とするバラスト水処理装置の販売を開始している。今回の試験採取を皮切りに、装置の改良を進め、一般商船の乗組員が扱いやすく、マイクロプラスチックを効率的に回収出来るよう検討を重ねていくという。
情報源 |
(株)商船三井 プレスリリース
三浦工業(株) ニュースリリース |
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機関 | (株)商船三井 三浦工業(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 商船三井 | 三浦工業 | マイクロプラスチック | マイクロプラスチック回収装置 | 新造木材チップ専用船 | バラスト水処理装置 | 逆洗機能付きフィルタ | 一般商船 |
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