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 日本製紙など、木質バイオマスを配合した「樹脂複合材料」を開発

発表日:2021.02.04


  日本製紙(株)は、(株)日本製鋼所と共同で、木材を原料とする木質バイオマスを高配合した樹脂複合材料(トレファイドバイオコンポジット、以下「新材料」)を開発したと発表した。従来の木粉やパルプといった木質バイオマスと樹脂との複合材料製品は、耐熱性や成形性に課題があると考えられていた。今回、樹脂の融点よりも高温の250~300℃で木質バイオマスを低温炭化させる独自技術(トレファクション技術)を活用し、日本製鋼所製の二軸押出機の混練技術を用いて樹脂に高配合することで、従来よりも耐熱性や成形性に優れた新材料を開発した。プラスチック使用量を5割以上削減できるとともに、温室効果ガス排出量の削減にも寄与する材料であり、今後、建材・食品容器・家電製品・園芸など、さまざまな分野での用途開発を行い、商品化を進めていくという。

情報源 日本製紙(株) ニュースリリース
機関 日本製紙(株)  (株)日本製鋼所
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード プラスチック | 耐熱性 | 木質バイオマス | 成形性 | 日本製紙 | 日本製鋼所 | 樹脂複合材料 | 低温炭化 | トレファクション技術 | 混練技術
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