味の素(株)は、プラスチック製マイクロビーズと同等の機能と生分解性を兼ね備えたマイクロビーズを開発し、2022年度上期の上市を目指すと発表した。マイクロプラスチックの海洋流出に対する懸念が高まるなか、EU加盟国や米国の一部の州などでは洗顔料やボディウォッシュ等のスクラブ剤に使用されているプラスチック製マイクロビーズ(大きさ:0.001~0.1 mm程度)の使用を禁止する動きが始まっている。一方、マイクロビーズとして塩や植物の種子などを用いた製品も流通しているが、使用目的や効果が限定的となるきらいがあった。同社は、プラスチック製マイクロビーズ代替品を模索する化粧品メーカー各社の動きを好機ととらえ、メイクアップ化粧品用アミノ酸系素材(粉体)の滑らかさや艶などを自然由来の球状粒子に付与することで、プラスチック製マイクロビーズと同等の感触・機能を再現することに成功した。今後も「環境と肌に優しいアミノ酸系香粧品素材」の開発等を通じて、地球環境への負荷の低減と生活者の快適な生活に貢献していくという。
情報源 |
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機関 | 味の素(株) |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 生分解性 | 自然由来 | マイクロプラスチック | マイクロビーズ | 海洋流出 | スクラブ剤 | メイクアップ化粧品 | アミノ酸系素材 | 香粧品素材 | プラスチック製マイクロビーズ |
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