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 妙高市、ライチョウ保護を継続するため今年度もクラウドファンディングを実施

発表日:2021.11.15


  新潟県妙高市は、「火打山」に生息する絶滅危惧種ニホンライチョウの調査保護活動を行うため、クラウドファンディング型ふるさと納税の募集を開始する(募集サイト:さとふる)。火打山は、妙高戸隠連山国立公園内の新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる頸城山塊(くびきさんかい)の最高峰で、ライチョウの生息地となっている。2018年に同市は、クラウドファンディング型ふるさと納税制度を活用し、「火打山のライチョウ」を調査保護するための寄付募集を行い、以降も継続的に支援を募集してきた。これまでの調査活動によりライチョウの個体数の推移をはじめ、高山帯におけるシカなどの大型哺乳類の出現状況などが明らかになっており、また、市ではこの調査をもとにライチョウの捕食者対策や高山蝶の出現状況など、火打山におけるライチョウを含めた自然と人間の共生のための活動を実施している。今年度は、昨年度の寄付金を活用し、繁殖期及び非繁殖期におけるライチョウ個体数調査や、大型哺乳類の生息実態調査などを行ったという。今回の目標金額は140万円で、寄付金をもとに、個体群分布調査及び、雪上レクリエーション活動エリアでのライチョウ生息状況調査並びに活動エリアマップによる活動ルールの検討を行う予定。なお、寄付者には税金の控除などのメリットもある。

情報源 妙高市 新着情報
ライチョウ保護クラウドファンディング専用サイト
機関 妙高市
分野 自然環境
キーワード 捕食者 | 妙高市 | 火打山 | クラウドファンディング | ニホンライチョウ | 繁殖期 | ふるさと納税 | クラウドファンディング型ふるさと納税 | 大型哺乳類 | 寄付金
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