(株)東芝は、新潟県柏崎市の柏崎フロンティアパークで、同社が開発した新型二次電池(SCiB)の量産工場の建設を開始したと発表した。この新型二次電池は、従来のリチウムイオン電池で採用されているカーボン系負極材に代わり、同社独自の酸化物系新材料を負極材に採用する等により、発熱性を抑えて安全性を高めたもの。今回の新工場では、電動車両用途などに向けた電池セル・モジュールの生産を計画しており、生産開始当初の能力を月産50万セルとして、車載用途向けの市場が本格化する2011年度中に、生産能力を順次拡大していく予定。さらに将来的にはスマートグリッドなどで利用される電力貯蔵向けなど、新たな市場における需要急増にタイムリーに対応できる体制を整えることで、2015年度に売上高2000億円を目指すという。また、経済産業省が推進する「EV・pHVタウン」に選定された柏崎市とも協調しながら、地域社会・経済へも貢献していくという。
情報源 |
(株)東芝 ニュースリリース
(株)東芝 二次電池SCiB |
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機関 | (株)東芝 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | リチウムイオン電池 | 東芝 | 電力貯蔵 | スマートグリッド | 負極材 | 柏崎市 | EV・pHVタウン | 二次電池 | SCiB | 電動車両 |
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