国内ニュース


 「イタセンパラの勉強会」の開催概要を紹介 環境省

発表日:2022.11.02


  中部地方環境事務所は、希少なタナゴの仲間「イタセンパラ(学名:Acheilognathus longipinnis)」の勉強会について紹介した(開催日:令和4年12月3日、於:一宮市尾西歴史民俗資料館/オンライン)。同種は、国の天然記念物であり、環境省第4次レッドリストの絶滅危惧ⅠA類に分類されている。現在、淀川・木曽川・富山平野の3地域のごく限られた場所にしか生息しておらず、生息環境の変化や、密漁などの人為的な影響により絶滅が危惧されている。中部地方環境事務所も事務局として参画している「木曽川水系イタセンパラ保護協議会」では、同種の生態を理解し、連携した取組を進めていく目的で、「イタセンパラの勉強会」を開催している。今回、勉強会は第13回となる。環境省から希少種保全の取組、国土交通省から木曽川での生息地の環境整備について説明があり、岐阜県水産研究所からイタセンパラの生息域外保全の取組、岐阜大学から木曽川の氾濫原環境やイタセンパラの生息環境とその変化についての講演が行われる。さらに一宮市尾西歴史民俗資料館により、地元の学校の取り組みを紹介がされ、木曽川のワンド環境等について見学も行われるという。

情報源 中部地方環境事務所 報道発表資料
「イタセンパラの勉強会」について
機関 中部地方環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 天然記念物 | 岐阜大学 | 中部地方環境事務所 | 絶滅危惧ⅠA類 | 一宮市 | イタセンパラ | 木曽川 | タナゴ類 | 木曽川水系イタセンパラ保護協議会 | 一宮市尾西歴史民俗資料館
関連ニュース

関連する環境技術