薩摩川内市(さつませんだいし)は、同市の「SDGsイノベーショントライアルサポート事業」において花王(株)および(株)ナカダイへの支援を決定した。薩摩川内市では、SDGsに掲げる「誰一人取り残さない」との理念の下、経済・社会・環境の三側面における統合的取組を、市民・事業者等と連携しながら推進することにより、持続可能で魅力的なまちづくりに取り組んでいる。その取組の一つとして、先端的なデジタル技術等の実用化を推進することにより、地域における新規産業の創出や産業の集積、市のブランド力向上を目的として、同市をフィールドとする各種先端技術等を活用した実証実験を、全国から公募している。今回、花王ら2社による「トイレタリー製品のプラスチック包装容器の資源循環促進に向けた分別回収モデルの実証実験」への支援を決定した。同事業に採択された事業は今回で5例目。トイレタリー製品をペットボトルのような分別回収再資源化をすることで、地域のサーキュラーエコノミーの実現を目指すという。